農学生命科学科

研究成果

2017.11.15キクのウイロイド病を押さえ込む分子育種の論文が掲載されます

キクのわい化ウイロイド病は、RNA分子だけでウイルスのようにタンパク質の殻をもたないウイロイドが感染することでおきる病気です。キクの切り花生産の生産者にはとても怖い病気で、従来の育種法で抵抗性品種を作ることができていませんでした。この論文ではRNA干渉と呼ばれる機構を引き起こす遺伝子をキクに導入し、ウイロイドに感染しても病気の症状のでないキクを作ったことを報告しています。この研究は名城大学、若和湾エネルギー研究センターとの共同研究の成果であると共に、京都府立大学の「組換え体温室」を活用して得られた成果です。 J. Hort. Sci. Biotech. (on line版) 著者:Hiroki Takino, Misako Furuya, Atsuko Sakuma, Sumiko Yamamoto, Saki Hirano, Masato Tsuro, Tatsuya Yanagimoto, Yoshikazu Tanaka, Masanobu Mino 論文タイトル: The siRNAs targeting the left or right terminal region of chrysanthemum stunt viroid (CSVd) sequence suppress the development of disease symptoms caused by CSVd infection of chrysanthemum, but do not suppress viroid propagation

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