農学生命科学科

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2024.01.31 第65回植物バイテクシンポジウムのお知らせ

第65回植物バイテクシンポジウム
「植物科学・アグリのビジネス化」
 
2024年3月6日(水)午後
13:30 受付開始
13:55 – 17:00 シンポジウム
17:30- 情報交換会(一般3,000円、学生500円)
 
場所:摂南大学 枚方キャンパス 農学部8号館3階301教室(枚方市長尾峠町45-1)
   https://www.setsunan.ac.jp/agri/w/contact/
        京阪本線 樟葉駅から京阪バス5のりば10分 摂南大北口下車
        JR学研都市線 松井山手駅から京阪バス3のりば10分 摂南大北口下車
 
参加申し込みフォーム:https://forms.gle/37SRkSLCpkGWsmGf6 
*オンライン参加の方は、後日リンクをメールでお送りします
 
 
【シンポジウム概要】
 
研究シーズの事業化を考えても、最初の1歩をどうやって踏み出せば良いのか、分からない方は多いのではないでしょうか。ならば、実際に事業を設立した人に体験談を聞くのが早い、ということで、今回のシンポジウムを企画しました。
 
研究と事業の間には、深い「谷」があるとされます。昨今、社会的・政治的な補助もあり、スタートアップ起業が盛んになってきています。植物・アグリ研究(シーズ)と、社会実装(ニーズ)を結びつけるために、実際に事業を設立・推進されている4名に講演をお願いしました。老若男女問わず、「事業化」を視野に入れるための会になればと思っております。
 
シンポジウム後は、同大学内で情報交換会を開催します(一般3,000円、学生500円)。講演者の方々から、講演では出なかった裏話(?)が直接聞けるかもしれません。こちらも是非、ご参加下さい。
 
講演者(4名)
・野田口理孝さん(グランドグリーン株式会社設立、京都大学理学部教授)
・赤穂達郎さん(Red Rice自然農園代表)
・福田奈津実さん(もったい苗事業設立)
・増村威宏さん(未来食研究開発センター株式会社設立、京都府立大教授・副学長)
 
世話人:武田征士(京都府立大学)
主催:京都植物バイテク談話会
共催:摂南大学農学部先端アグリ研究所
 
 
 
 

2024.01.31 京都府立大学 分子栄養学研究室の研究成果が 国際学術誌「Scientific Reports」に掲載されました

〜運動は転写共役因子PGC1αを介して神経筋接合部を改善する〜

 

令和6年1月31日

京都府立大学

 

京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 分子栄養学研究室は、国立長寿医療研究センターの江口貴大 研究員や静岡県立大学の三浦進司 教授と共同研究を行い、運動が神経筋接合部の形成を改善するメカニズムを明らかにし、この内容が学術誌「Scientific Reports」(電子版)に2024年1月20日付けにて掲載されました。

 

運動神経終末と筋線維の間に形成される神経筋接合部は、筋収縮などの筋機能に重要です。神経筋接合部の形成悪化は、加齢に伴う筋量および筋力の低下 (サルコペニア) の初期に観察され、筋機能の低下をもたらすことが報告されています。また筋萎縮性側索硬化症(ALS)やデュシェンヌ型筋ジストロフィーといった神経筋疾患では神経筋接合部に障害が生じます。つまり、生活の質を維持し、健康寿命を延ばすためには、神経筋接合部の構造を維持する必要があります。また、運動は加齢による神経筋接合部の形成悪化を改善することが報告されています。分子栄養学研究室では、運動により筋肉で発現が増加する転写共役因子PGC1αに着目し、運動が神経筋接合部の形成を改善するメカニズムを明らかにすることを試みました。

本研究では、筋肉でPGC1αが欠損または過剰発現している遺伝子改変マウスの筋肉を用いて、遺伝子の発現解析を行いました。その結果、PGC1αが神経筋接合部の形成に必須であるDok-7という遺伝子の発現を制御していることがわかりました。さらに運動を行ったマウスやヒトの筋肉の解析も行いました。その結果においても、PGC1αの発現とDok-7の発現に正の相関があることがわかりました。

この研究より、加齢や神経筋疾患で悪くなる神経筋接合部を運動がどのようにして改善するのかを初めて明らかにしました。また、PGC1αは運動だけでなく、食品成分(大豆イソフラボンやレスベラトロール)によっても活性化されるため、食事による神経筋接合部の改善に繋がる手がかりとなる可能性があります。

プレスリリースはこちら

 

 

2024.01.23 DNAの切断が植物の染色体に与える影響を解明 (植物ゲノム情報学研究室)

DNA二本鎖の切断は活性酸素や放射線などによって生じ、そのままでは遺伝情報の消失や細胞死を引き起こすため、細胞内の修復機構によって絶えず修復されています。また一方で、品種改良の新たな技術として注目されているゲノム編集は、このDNAの切断と修復の反応を応用したものです。このようにDNAの切断・修復は非常に重要な現象ですが、そのメカニズムには、まだまだ未解明の部分が残されています。

 

植物ゲノム情報学研究室の川口晃平氏(博士課程)と佐藤講師は、弘前大学、摂南大学の研究グループとともに、シロイヌナズナのゲノム上の様々な位置でDNAの切断を一時的に引き起こす方法を開発し、DNAの切断が起こると、切断されたDNAの周辺のヒストンタンパク質に様々な変化が生じることを明らかにしました。ヒストンタンパク質は、遺伝子発現やDNAの複製といった多くのメカニズムにも関わっていることから、今後、DNAの切断・修復と染色体や遺伝子の制御との関わりについて、より解明が進むことが期待されます。

 

 

本研究成果は、国際学術誌「Plant and Cell Physiology」に掲載されました。

 

 

論文タイトル :

Inducible Expression of the Restriction Enzyme Uncovered Genome-Wide Distribution and Dynamic Behavior of Histones H4K16ac and H2A.Z at DNA Double-Strand Breaks in Arabidopsis

 

著者 :

Kohei Kawaguchi, Mei Kazama, Takayuki Hata, Mitsuhiro Matsuo, Junichi Obokata, Soichirou Satoh

 

リンク : https://doi.org/10.1093/pcp/pcad133

 

 

2024.01.12 京都府立大学 令和6年度学部・学科再編について

京都府立大学は、2024年4月に3学部から5学部へ発展させる学部・学科再編を行います。

農学生命科学科は、新設される「農学食科学部」の1学科となります。

 

農学食科学部では、「農学」や「食と健康」「食文化」に関わる諸領域の学術を学際的、総合的に考究することを目的として、人間の生活や産業などの諸活動の向上を図るための自然科学や社会的・文化的な側面に関する普遍的な知識と技術を身につけます。


農学食科学部

 ・農学生命科学科

 ・栄養科学科

 ・和食文化科学科 

 

農学生命科学科では、「ゲノムから生産・流通まで」の方針のもと、生物機能の開発とその高度利用技術、それらの社会経済的側面について教育・研究を行い、農業とそれに関連する諸産業の発展に広い視野をもって寄与できる人材を養成します。

 

詳細は以下のリンクをご覧ください。

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