農学生命科学科

研究成果

2025.09.092025年度日本植物バイオテクノロジー学会 学術賞の受賞について

本研究科応用生命科学専攻の増村威宏(教授)が下記のとおり受賞されましたので,報告いたします。

 

1 受賞者

  増村 威宏

          

2 受賞内容

  2025年度日本植物バイオテクノロジー学会 学術賞

  (日本植物バイオテクノロジー学会 年間で2名以内)

 

3 受賞研究題目

イネ種子貯蔵タンパク質の合成・蓄積機構の解析と矮性イネを用いた分子農業の開発に関する研究

4 受賞(研究)の業績要旨

受賞者は長年にわたり、イネ種子貯蔵タンパク質の合成・蓄積機構を解析してきた。特に複数のプロラミン分子種が発現制御を受けて、プロテインボディタイプⅠ(PB-I)に層状に蓄積すること、ヒト消化管では難消化性であり、その性質を用いることでワクチン抗原などの外来タンパク質をPB-Iの特定部位へ局在化可能であることを明らかにするなど、国内外で高く評価される優れた成果を上げている。さらに最近では、組換えイネの社会実装のため、未来食研究開発センター株式会社を設立し、閉鎖系で栽培しやすい極矮性イネ「京のゆめ」の普及を進めている。これら成果の一部は、本学会の大会や学会誌で発表するとともに、本学会の理事や代議員、および大会実行委員長を歴任するなど、本学会への貢献度は非常に高いと考えられる。

 

5 授賞式

令和7年9月6日,神戸大学で開催された、第42回日本植物バイオテクノロジー学会(神戸)大会にて授賞式と受賞講演が行われた。

日本植物バイオテクノロジー学会 学術賞について

優れた研究業績をあげた個人に対して表彰される(年間で2名以内)

学会賞 | 一般社団法人 日本植物 バイオテクノロジー学会

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