農学生命科学科

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2022.10.26 亀井康富教授(分子栄養学研究室)が、第21回杉田玄白賞を受賞しました!

亀井康富教授(分子栄養学研究室)が、第21回杉田玄白賞を受賞しました。

 

「杉田玄白賞」は、小浜藩医であった杉田玄白先生の医学の進歩と日本近代文化の発展への貢献、ならびに晩年書き残した「養生七不可」にある医食同源の理念を受け継ぎ、小浜市が毎年「食」に関する進歩的な取り組み・研究の功績著顕な研究者を表彰するものです(小浜市HPより)。

 

受賞内容は以下の通りです。おめでとうございます!

 

【受賞者・受賞内容】

京都府立大学 分子栄養学研究室 

教授 亀井 康富(かめい やすとみ) 氏

受賞内容    

「栄養・代謝物シグナルと食品機能に関する研究 」

現代人にとって生活習慣病の肥満や筋萎縮(サルコペニア)は関心の高い課題である。応募者は、栄養・代謝物シグナルと食品機能に関して、脂溶性ビタミン受容体や転写調節因子の役割を動物・細胞実験で明らかにするとともに、筋萎縮の予防や代謝能を活発にする、食品中微量成分の探索系を確立した。研究は脂質がどのように腸管からシグナルを与え、代謝に影響しているかを臨床しており、今後の高齢化社会で重要な領域であること及び杉田玄白賞の理念との密接な関係性から高く評価されました。

 

杉田玄白賞HPより抜粋

 

 

 

 

2022.10.18 生命環境科学研究科(動物機能学研究室)大学院生の 「若手研究者奨励賞」の受賞について

本学生命環境科学研究科 動物機能学研究室の大学院生が、令和4年(2022)年10月15日(土)に滋賀県立大学で開催された第61回 日本栄養・食糧学会 近畿支部大会(公益社団法人日本栄養・食糧学会主催)において若手研究者奨励賞を受賞しましたので、下記のとおり報告いたします。

事前に提出した要旨に加え、令和4年(2022)年10月15日(土)に実施された若手研究者奨励賞選考講演、同審査会による質疑応答を経た審査の結果、受賞が決定されました。

 なお、本大会における若手研究者奨励賞選考演題は30題であり、その中から4名が受賞しました。

 

1 受賞者

能美 太一(生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 修士2年生)

 

2 受賞題目 

「食事性GABAによる食後求心性迷走神経活性化増強を介した満腹感増強作用」

 

3 受賞年月日

  令和4年(2022)年10月15日(土)

 

(参考)日本栄養・食糧学会は、栄養科学並びに食糧科学に関する学理及び応用の研究についての発表、知識の交換、情報の提供を行うことにより、栄養科学、食糧科学の進歩普及を図り、わが国における学術の発展と国民の健康増進に寄与することを目的に、1947年に設立。

学会HP:https://www.jsnfs.or.jp/

近畿支部HP:http://www.jsnfs-kinki.jp/

2022.10.18 生命環境科学研究科(分子栄養学研究室)大学院生の 「若手研究者奨励賞」の受賞について

本学生命環境科学研究科 分子栄養学研究室の大学院生が、令和4年(2022)年10月15日(土)に滋賀県立大学で開催された第61回 日本栄養・食糧学会 近畿支部大会(公益社団法人日本栄養・食糧学会主催)において若手研究者奨励賞を受賞しましたので、下記のとおり報告いたします。

事前に提出した要旨に加え、令和4年(2022)年10月15日(土)に実施された若手研究者奨励賞選考講演、同審査会による質疑応答を経た審査の結果、受賞が決定されました。

 なお、本大会における若手研究者奨励賞選考演題は30題であり、その中から4名が受賞しました。

 

1 受賞者

山本(やまもと) 有紗(ありさ)(生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 修士1年生)

 

2 受賞題目 

「転写因子FOXO1の活性抑制による筋萎縮抑制機能を持つ食品・植物由来化合物の探索とメカニズム解析」

 

3 受賞年月日

  令和4年(2022)年10月15日(土)

 

(参考)日本栄養・食糧学会は、栄養科学並びに食糧科学に関する学理及び応用の研究についての発表、知識の交換、情報の提供を行うことにより、栄養科学、食糧科学の進歩普及を図り、わが国における学術の発展と国民の健康増進に寄与することを目的に、1947年に設立。

学会HP:https://www.jsnfs.or.jp/

近畿支部HP:http://www.jsnfs-kinki.jp/

2022.10.03 新しい果樹の開発に繋がる育種基盤を整備(果樹園芸学研究室)

近年の気候変動によって,従来はみられなかった病虫害の発生や果実品質の低下が大きな問題となっています.異なる種を掛け合わせる育種方法(種間交雑)は遺伝的多様性を各段に向上させ,種を越えた形質のやり取りを可能にすることから,画期的な新品種を生み出す可能性を秘めています.種間雑種の作出のためには,交雑親和性(どの組み合わせで交雑が成立するか)の解明が重要です.

本学科の森本拓也講師(果樹園芸学研究室)と板井章浩教授(資源植物学研究室)らの研究チームは,リンゴやナシといった多くの果樹が含まれるバラ科リンゴ連を対象として網羅的な交雑試験を行うことで,雑種作出が可能な組み合わせを見出しました.現在は,実際に作出した雑種個体の特性を表現型だけでなく,ゲノム・トランスクリプトームの面から調査しており,本研究の成果は,新しい特性を持った新規果樹の作出の基盤情報となると期待されます. <論文情報>

Takuya Morimoto, Yunosuke Matsuda, Ryo Sekiguchi, Akihiro Itai (2023) Comprehensive Assessment of Intergeneric Cross-compatibility of Six Fruit Tree Species in the Tribe Maleae (Rosaceae) Based on in vivo Pollen Tube Growth and Field Pollination

https://www.jstage.jst.go.jp/article/hortj/advpub/0/advpub_UTD-383/_article/-char/ja

「花粉管伸長の観察および圃場での受粉試験にもとづく6種のバラ科リンゴ連果樹の属間交雑和合性の調査」