研究成果
2020.09.24動物機能学研究室と慶應大学との共同研究が『Nature』に掲載されました
動物機能学研究室と慶應大学との共同研究がNatureに掲載されました。
腸管の腸内細菌情報が、腸/肝臓領域から<求心性迷走神経→脳→遠心性迷走神経>神経反射経路を介して腸へ伝達され、腸管制御性T細胞(pTreg)の産生を制御する、生体内の新規機構を世界で初めて明らかにしました。本研究は、慶應義塾大学医学部内科学教室(消化器)の金井隆典教授を中心とするグループにより実施され、京都府立大学動物機能学研究室の岩崎有作教授は、求心性迷走神経から脳への作用経路の解析を担当しました。
本研究成果の詳細は、英科学誌『Nature』(Volume585, No.7826, 2020年9月24日)に掲載されました。
Teratani T. et al., ‘The liver-brain-gut neural arc maintains the Treg cell niche in the gut’, Nature 585:591–596 (2020)
https://www.nature.com/articles/s41586-020-2425-3