分子栄養学研究室の亀井教授がメディアに出演されます。
10月3日
NHK「ガッテン」
運動によって糖尿病が改善するという動物実験についての取材を受けられました。
5月18~19日にかけて、新入生合宿が開催されました。
毎年、農学生命科学科の1回生が精華キャンパスに来て、田植えの実習を行います。
天気が心配されましたが何とか雨には降られず、2時間ほどの手植えを行いました。
横一列に50人が並び、ワイワイいいながら一緒に田植えの後、夜は農場でバーベキュー。翌日は早起きして(徹夜組みも何人か・・・)、農場とエコタイプ植物工場の見学を行いました。
一緒に作業して、友達がたくさんできたようです。
フランスとの共同研究による昆虫相の調査がフランス領ギアナのアマゾン熱帯雨林にて行われました.今回は,幼虫期に葉の中に潜って生活する昆虫の仲間(リーフマイナー)を中心にフィールドでの採集と調査が行われ,数多くの未記載種(まだ名前が付けられていない種.論文として発表されると新種となる)や,謎めいた生活を送る種が多数見つかりました.これらの成果は,今後順次学術誌に論文として発表されていく予定です.
本調査には,本学科の大島一正助教とフランス人留学生の Guiguet Antoine が参加し,本学の国際交流協定先であるフランスの Tours 大学との共同研究として開催されました.また本調査は,日本学術振興会二国間交流事業のサポートを受けて行われました.
動物機能学研究室 井上講師の炎症性腸疾患と粘膜細菌叢に関する研究論文の学術誌Journal of Gastroenterologyへの掲載が決定しました。
著者:Nishino, K. Nishida, A. Inoue, R. Kawada, Y. Ohno, M. Sakai, S. Inatomi, O. Bamba, S. Sugimono, M. Kawahara, M. Naito, Y. Andoh, A.
論文タイトル:Analysis of Endoscopic Brush Samples Identified Mucosa-Associated Dysbiosis in Inflammatory Bowel Disease.
本研究論文は、滋賀医科大学 消化器内科、京都府立医科大学消化器内科との共同研究です。
腸で炎症が起こる病気である炎症性腸疾患ですが、腸内細菌叢の乱れが一因として考えられています。今回、我々は内視鏡を用いて、大腸の組織(粘膜)を採取し、炎症性腸疾患と粘膜に付着している細菌叢との関係を明らかにしました。腸内細菌叢の研究は糞便を試料とすることが多いのですが、今回、内視鏡を使った試料採取を行ったことで、糞便だけではわからない興味深い発見もいくつかありました。内視鏡で採取した試料と各種疾患との関係は今後、さらなる展開が大いに期待されます。
動物機能学研究室 井上講師の2型糖尿病と腸内細菌叢に関する研究論文の学術誌Journal of Clinical Biochemistry and Nutritionへの掲載が決定しました。
著者:Inoue,R. Ohue-Kitano R. Tsukahara, T. Tanaka, M. Masuda, S. Inoue, T. Yamakage, H. Kusakabe, T. Hasegawa, K. Shimatsu, A. Satoh-Asahara, N.
論文タイトル:Prediction of functional profiles of gut microbiota from 16S rRNA metagenomics data provides a more robust evaluation of gut dysbiosis occurring in Japanese type 2 diabetic patients.
本研究論文は、京都医療センター内分泌代謝高血圧研究部との共同研究です。
昨今、腸内細菌叢(腸内フローラ)が様々な病気に関係していることが明らかにされていますが、肥満・糖尿病との関係も疑われていました。本研究では、糖尿病のときには、腸内細菌の種類のみならず、腸内細菌叢の機能(代謝など)が異常になること、その異常と血糖値などの病気の指標のあいだに統計学的に意味のある相関関係があることを見出しました。
5/19、5/20の二日間に渡り新入生合宿研修を精華農場で行いました。
天候にも恵まれ、恒例の田植えは雲ひとつない晴天のもと実施できました。
夜はバーベキューを楽しみました。一回生同士や教員の交流を深める良いきっかけになったようです。
小ギクは主に盆前に出荷されますが、近年の気象変動により開花期が安定せず、狙った時期に出荷できない問題がありました。細胞工学研究室の武田グループでは、京都で栽培される5品種の茎頂を2年間に渡って観察し、気象データと比べることで、茎頂の観察という比較的簡単な手法で、開花期が安定する品種の選出や育種が可能になることを示しました。
Takeda et al. (2016) Morphological Changes in the Shoot Apex Predicts Anthesis Time in Chrysanthemum morifolium (小ギク茎頂の継時形態観察による開花時期の予測) The Horticulture Journal.
http://doi.org/10.2503/hortj.MI-152
今後、温暖化により様々な農作物の栽培に影響が出ると考えられています。本研究で示したように、栽培中の農作物を、時間を追って詳しく観察し、データを蓄積することで、気象変動に強い農作物の選抜・育種が可能になると考えられます。