けいはんな学研都市7大学連携 市民公開講座があり、本学・精華キャンパスからは、果樹園芸学研究室の森本准教授が講演者として登壇しました. 本講座の内容は、2025年10月3日(金)から10月17日(金)までの間、後日配信でも視聴できます. https://www.kri.or.jp/news-event/event/20250714_1762.html
本研究科応用生命科学専攻の増村威宏(教授)が下記のとおり受賞されましたので,報告いたします。
記
1 受賞者
増村 威宏
2 受賞内容
2025年度日本植物バイオテクノロジー学会 学術賞
(日本植物バイオテクノロジー学会 年間で2名以内)
3 受賞研究題目
イネ種子貯蔵タンパク質の合成・蓄積機構の解明とその応用に関する研究
4 受賞(研究)の業績要旨
受賞者は長年にわたり、イネ種子貯蔵タンパク質の合成・蓄積機構を解析してきた。特に複数のプロラミン分子種が発現制御を受けて、プロテインボディタイプⅠ(PB-I)に層状に蓄積すること、ヒト消化管では難消化性であり、その性質を用いることでワクチン抗原などの外来タンパク質をPB-Iの特定部位へ局在化可能であることを明らかにするなど、国内外で高く評価される優れた成果を上げている。さらに最近では、組換えイネの社会実装のため、未来食研究開発センター株式会社を設立し、閉鎖系で栽培しやすい極矮性イネ「京のゆめ」の普及を進めている。これら成果の一部は、本学会の大会や学会誌で発表するとともに、本学会の理事や代議員、および大会実行委員長を歴任するなど、本学会への貢献度は非常に高いと考えられる。
5 授賞式
令和7年9月6日,神戸大学で開催された、第42回日本植物バイオテクノロジー学会(神戸)大会にて授賞式と受賞講演が行われた。
日本植物バイオテクノロジー学会 学術賞について
優れた研究業績をあげた個人に対して表彰される(年間で2名以内)
「日本病態生理学会」とは、人体の正常な機能の破綻や調節機能異常に基づく疾病と身体機能異常の原因を解明する目的で設立された学会で、医学部、歯学部、薬学部、獣医学部、看護学部、農学部、理学部等の様々な異なる分野の研究者が多くの病態生理分野の解明のために研究成果の発表を通して意見交換を行う場となっています。
2025年8月30日〜31日に大阪人間科学大学(大阪府摂津市)で開催されました「第34回日本病態生理学会大会」において、動物機能学研究室の大学院生3名が、それぞれ受賞しました。
特に、射場拳虎さんが受賞しました「日本病態生理学会奨励賞」は、顕著な研究業績を有するとともに、将来病態生理学会で活躍することが期待される若手研究者を奨励することを目的とした賞です。
1)
受賞者:射場拳虎さん(動物機能学研究室、博士後期課程2回生)
受賞内容:令和7年度 日本病態生理学会 奨励賞
研究課題:「左右のオキシトシン受容体発現迷走感覚神経による中枢機能の非対称的制御」
2)
受賞者:北野里佳さん(動物機能学研究室、博士後期課程1回生)
受賞内容:第34回日本病態生理学会大会 博士課程大学院生セッション 優秀賞
研究課題:「内因性GLP-1分泌促進とGLP-1受容体作動薬の異なる摂食抑制中枢メカニズム」
3)
受賞者:小見渉さん(動物機能学研究室、博士前期課程2回生)
受賞内容:第34回日本病態生理学会大会 学部生・修士課程大学院生セッション 優秀賞
研究課題:「絶食時間によって変化するアルロースのインスリン感受性増強作用と末梢代謝臓器の応答解析」
(参考)
第34回日本病態生理学会大会:
http://daisanjyuyonkaipasophy-gakkaitaikai.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=44314
日本病態生理学会:
http://byoutaiseiri.kenkyuukai.jp/about/
日本病態生理学会大会(奨励賞):