公開セミナー「ミクロ昆虫の世界」を後援しました
日時:2024年12月7、8日場所:農学生命科学科学生実験室&稲盛記念会館
12月7日と8日の両日、下鴨キャンパスの農学生命科学科学生実験室において、
第8回アザミウマ研究会・きょうと生物多様性センター公開セミナー「ミクロ昆虫の世界ーアザミウマにみる多様性ー:観察・調査・検索・同定・標本作製技術習得のために」を後援しました。
京都府などの近畿府県をはじめ、沖縄県、岡山県、愛知県、長野県、新潟県、群馬県、東京都、福島県などから、
高等学校教員、大学教員、大学生、大学院生、公務員、環境カウンセラー、自然観察指導員のほか、農薬メーカーや植物防疫所・農研機構などからも約30名が参加しました。
実習では参加者各自が微小昆虫のプレパラート標本を作製し、検索表を使った種同定を行いました。
座学では、微小昆虫の形態、生態、調査方法に関する講演を通じて、その多様性を学習しました。
みなさん楽しそうに実習に取り組んで、活発に質問してくださり、とても有意義な催しだったようです。
カナダバルサムとガムクロラールの使い分け方、園芸植物と外来昆虫の人為的分布拡大、生物相区分と保護保全の基準、種と環境DNAや分子系統の関係、
動物の形と機能の関係などについて、多くを学ぶ機会を提供できました。