花屋さんの店先には、姿かたちの美しい切り花や鉢花が並んでいて、いつでも買うことができます。私たちは、それを当たり前のように思いがちですが、品質のよい花卉を、四季の気候変化が激しい条件下で需要に合わせて生産するためには、高度な栽培技術が要求されます。植物生育調節剤は、主に植物ホルモンの作用を利用した薬剤ですが、花卉の栽培技術の一環として広く用いられています。
野菜花卉園芸学研究室 西島隆明教授は、花卉生産における植物生育調節剤の利用技術の開発および実用化の現状と、その作用機構についてとりまとめた総説を発表しました。この総説は、今後、植物生育調節剤の利用技術、ひいては、計画的でロスが少ない花卉生産技術を開発するための基礎情報として役立つことが期待されます。
<論文情報>
Nishijima, T. 2023. Use of plant growth regulators for floriculture in Japan. Scientia Horticulturae 309: 111630.
2022年6月に設立された「未来食研究開発センター」の記事が日経バイオテクに掲載されました。
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/22/12/05/10221/
「未来食研究開発センター」は、本学科の増村教授(副学長、遺伝子工学研究室)と、武田准教授(細胞工学研究室)が2022年6月に設立した、府大発のスタートアップ企業です。現在、矮性イネ、自然栽培、食用昆虫に関する事業を進めています。
2022年12月2日〜3日に沖縄県那覇市で開催されました「第 43 回日本肥満学会/第 40 回日本肥満症治療学会学術集会」において、動物機能学研究室の岩﨑有作教授が2022年度日本肥満学会学術奨励賞を受賞しました。尚、日本肥満学会学術奨励賞とは、卓越した研究業績及び日本肥満学会での活動等が評価され、学術奨励賞選考委員会によって2名以下が選出されます。
1 受賞者
岩﨑 有作
京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 教授
2 受賞内容
2022年度(令和4年)日本肥満学会 学術奨励賞
3 研究課題
「食事—ホルモン—求心性迷走神経軸による摂食・代謝調節から肥満症改善へ」
(参考)第 43 回日本肥満学会/第 40 回日本肥満症治療学会学術集会 website
https://jasso43-jsto40.com/program
http://www.jasso.or.jp/contents/Introduction/commendation.html
本学生命環境科学研究科 動物機能学研究室の大学院生が、令和4年(2022)年11月29日(火)に京都府立大学で開催された「第12回 4大学連携研究フォーラム」のポスター発表:学生の部において、最優秀賞を受賞しました。
事前に提出した要旨に加え、令和4年(2022)年11月29日(火)に実施されたポスター発表を経た審査の結果、受賞が決定されました。なお、本大会における選考演題は50題であり、その中から1名が受賞しました。
記
1 受賞者
大林 健人(生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 博士課程1年生)
2 受賞題目
「腸ホルモンGLP-1と膵ホルモンインスリンの協同的な迷走神経肝臓枝求心路の活性化は全身イン スリン作用を増強させる」
3 受賞年月日
令和4年(2022)年11月29日(火)
(参考)4大学連携研究フォーラムは、京都工芸繊維大学、京都薬科大学、京都府立医科大学及び京都府立大学の教員や研究者、学生等が一堂に会し、お互いの研究内容に関する情報交換等を実施することにより、共同研究等の学術交流を促進し、4大学の研究活動の活性化や研究基盤の強化に資することを目的に開催。
以上