
私は学部3回生後期から修士課程修了まで、イネの病原細菌である白葉枯病菌の病原性遺伝子の発現制御機構について研究をしていました。現在は農林水産省の植物防疫所で、輸入された植物の検疫業務に携わっています(写真は広報活動業務に参加したときのものです)。
学生時代を振り返ると、農学に関連した様々な講義から、研究室での研究活動まで、常に知識や経験を得られる充実した環境であったと感じます。特に研究活動を通じて、実験技術やより専門的な知識はもちろん、論理的に物事を考える力や、文章を書く力、プレゼンテーション力など、社会に出た後にも必要となる力を身に付けることができたと思っています。
大学ならではの、貴重な体験をたくさんできる学科です。様々なことに挑戦して、悔いのない学生生活を過ごしてください。
植物病理学 2020年度学部卒業、2022年度大学院修了(応用生命科学専攻 博士前期課程)

私は学生時代、主に細胞を使って、筋肉が小さくなる「筋萎縮」を抑制する食品・植物由来化合物を探索していました。現在は、ロート製薬株式会社に研究開発職で入社し、研修期間中です。
大学生活を振り返ると、とても有意義で多くの学びがあった6年間でした。私は研究室で、細胞培養や化合物添加の技術を身に付けられただけでなく、学会などを通して、発表力、説明力も養うことができました。大学で身に付けた力は就職活動、会社でたくさん活かすことができています。
皆さん、大学受験や就職活動において、夢や目標、希望、不安など様々な想いがあるかと思います。それらすべて、今後の人生に活きるときが来ると私は思います。何事も前向きに、いろんなことに挑戦してみてください!
分子栄養学研究室 2021年度学部卒業、2023年度大学院修了(応用生命科学専攻 博士前期課程)

私は、摂食に関連するペプチドホルモンの、求心性迷走神経を介した摂食・代謝調節作用とその中枢機構の研究をしていました。メインの研究テーマに関連する実験だけでなく、研究室で日々行われている様々な実験を経験する機会をいただいたことで、多くの知識と経験を得ることができました。加えて、研究の準備や結果報告、学会発表など、研究生活で身についた多様な力は、現在の業務遂行に大変役立っています。
自身が興味ある学術的なテーマの探求に挑戦できることは、非常に得難い経験です。大学という研究活動が可能な環境を十分に生かし、アカデミアにおける研究の一端をぜひ経験いただきたいと思います。
動物機能学 2019年度学部卒業、2021年度大学院修了(応用生命科学専攻 博士前期課程)

私は、植物の形質転換系の改良 に向けたタンパク質高発現ベクター利用技術の開発の研究をしていました。研究は、うまくいかないことの連続で大変かもしれませんが、自分自身で考えてその壁を乗り越えられたときの達成感はとても大きいものだと思います。また、研究を進めていくことで、知識や技術だけでなく、学会などでプレゼンテーションする機会も多いため、人にわかりやすく論理的に伝える力が身につきました。学生生活では今しかできない経験が多くあります。失敗を恐れず、さまざまなことに挑戦してみてください。
に向けたタンパク質高発現ベクター利用技術の開発の研究をしていました。研究は、うまくいかないことの連続で大変かもしれませんが、自分自身で考えてその壁を乗り越えられたときの達成感はとても大きいものだと思います。また、研究を進めていくことで、知識や技術だけでなく、学会などでプレゼンテーションする機会も多いため、人にわかりやすく論理的に伝える力が身につきました。学生生活では今しかできない経験が多くあります。失敗を恐れず、さまざまなことに挑戦してみてください。
植物育種学 2019年度学部卒業、2021年度大学院修了(応用生命科学専攻 博士前期課程)

私の卒業研究は、食後に誘発される熱産生について研究をしました。卒業後は、中学校教員として子どもたちに理科の魅力を伝えています。大学の4年間で得た知識や実験の技術、研究室で学んだ統計や資料のまとめ方などは、授業をする時だけでなく、公務の仕事にも活かされています。たくさんの分野について学ぶことができる学科であるからこそ、自らの知識の幅が広がり、現在の中学校での学びをより深くすることができています。教員仲間が増えると良いなと思います!
動物機能学 2019年度 学部卒業

 は、梅の香気成分分析などの果実調査や遺伝解析に取り組みました。また研究室では受粉作業や野菜の栽培も多く経験でき、圃場を存分に使って農業についてもたくさん学びました。
今は徳島県の農業技術職として就職し、野菜や果樹の生産者の方に技術指導をしたり、新しい栽培方法を模索するための土壌分析なども行っています。
は、梅の香気成分分析などの果実調査や遺伝解析に取り組みました。また研究室では受粉作業や野菜の栽培も多く経験でき、圃場を存分に使って農業についてもたくさん学びました。
今は徳島県の農業技術職として就職し、野菜や果樹の生産者の方に技術指導をしたり、新しい栽培方法を模索するための土壌分析なども行っています。
私は、学部、大学院でトマトやダイショなどを研究材料とし、野菜の高収量、高品質、安定生産を実現するための栽培技術の開発、さらにその普及に努めることを目標に研究を行っていました。
現在は、高校農業科の教員として、野菜や花卉の栽培方法や育種方法について指導しています。また、植物バイオテクノロジーの技術等を利用し、種の保存や新品種の開発、それらを効率よく大量増殖する方法や栽培方法に関する研究について生徒と一緒に取り組んでいます。
農業は様々なことがつながって成り立っており、高校で指導する範囲も幅広いです。在学中では、農学の幅広い専門知識を身に付けると同時に、物事を幅広い視野で捉えることの大切さについて学べましたが、指導を行う上でこの経験が生きています。研究をしていると、いくつも壁にうち当たりうまくいかないことがありますが、そのおかげで別のさらに興味深いテーマに出会うこともできます。ぜひ幅広い視点で物事をとらえて、何事にも果敢に取り組んでください。
野菜花卉園芸学研究室 2017年度学部卒業、2019年度大学院修了(応用生命科学専攻 博士前期課程)
 学部、大学院ともにアサガオの変異体の花について、開花の物理的メカニズムの解明とその原因遺伝子の特定に関する研究をしていました。研究に大事な理論的な考え方や伝え方を学ぶことができました。それだけではなく、農作業が実際にできたり、他大学や海外の学生との交流ができたり、教員と一緒に高校生や小学生に実験を教えたりと、様々な世界と触れ合えることができました。教員と交流しやすい本学では、こうしたイベントに触れるチャンスがとても多いと思います。
学部、大学院ともにアサガオの変異体の花について、開花の物理的メカニズムの解明とその原因遺伝子の特定に関する研究をしていました。研究に大事な理論的な考え方や伝え方を学ぶことができました。それだけではなく、農作業が実際にできたり、他大学や海外の学生との交流ができたり、教員と一緒に高校生や小学生に実験を教えたりと、様々な世界と触れ合えることができました。教員と交流しやすい本学では、こうしたイベントに触れるチャンスがとても多いと思います。
就職すると多かれ少なかれ「積極的になって」と言われることがあるのですが、学生時代に上記のような機会に挑戦することで度胸がついた気がします。学生時代にしかできないことも沢山あると思います。ぜひいろんなことに挑戦してみてください。
大学では 、栽培条件を変えた米(食用米、酒米)のタンパク質を解析していました。卒業後は白鶴酒造に入社し、現在は研究室で新商品の酒質開発などに携わっています。
、栽培条件を変えた米(食用米、酒米)のタンパク質を解析していました。卒業後は白鶴酒造に入社し、現在は研究室で新商品の酒質開発などに携わっています。
研究室生活では、日々実験に取り組むだけでなく、清酒業界の方々との交流も経験させていただきました。その時に得た知識や人脈は、今も私にとって大切な財産です。
大学と連携した商品を出す酒蔵は全国でどんどん増えてきています。現在、農学生命科学科の先生方が中心となって、大学コラボお酒の普及活動をされておられます。農生は植物や動物などの研究のイメージが強いと思いますが、お酒業界に興味がある方も、貴重な経験がたくさんできる学科だと思います。
 卒業研究では、天敵昆虫(捕食性アザミウマ)の大量飼育・保存技術の開発に取り組みました。
その後、今日までの10年間、大日本除虫菊株式会社(キンチョー)の研究所で殺虫剤の開発をしています。殺虫剤の効力評価には膨大な数の昆虫の系統維持と品質管理が不可欠です。大学で学んだ考え方、様々な技術と知識・経験は、現在の研究活動や商品開発にもいきています。
応用昆虫学研究室 2011年度学部卒業
卒業研究では、天敵昆虫(捕食性アザミウマ)の大量飼育・保存技術の開発に取り組みました。
その後、今日までの10年間、大日本除虫菊株式会社(キンチョー)の研究所で殺虫剤の開発をしています。殺虫剤の効力評価には膨大な数の昆虫の系統維持と品質管理が不可欠です。大学で学んだ考え方、様々な技術と知識・経験は、現在の研究活動や商品開発にもいきています。
応用昆虫学研究室 2011年度学部卒業