農学生命科学科

INFORMATION 

2017.12.14 HPを更新:受験生向け情報を追加しました!

本学科への進学を考えて頂いている受験生の方に、より本学科のことをわかって頂くため、これまでの「入試情報」から、より内容を充実した「受験生向け情報」へとホームページを更新しました。新しい「受験生向け情報」では、本学科の教員が提供する専門教育科目やその簡単な内容を確認して頂くことができます。また、本学科を経て社会へ羽ばたいた各コースの卒業生の声も掲載しましたので、是非参考にしてください。
受験生向け情報は右上のメニュータブをクリックして頂くか、こちらのリンクからご覧頂けます。

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2017.12.05 動物機能学研究室 河田祐樹さんが Hindgut Club Japan 2017 奨励賞を受賞しました

発表者:河田祐樹(大学院生)

演題名:糞便の保存法及び細菌DNA抽出法の違いが16S rRNAメタゲノム解析の結果に与える影響

学会名:Hindgut Club Japan 2017

日時:2017年12月2日

近年、腸内細菌叢の様々な役割が明らかになり、消化器疾患を始めとした幅広い分野で、次世代シーケンサーを用いた、16S メタゲノム解析による腸内細菌叢の解析が行われています。解析に供する糞便などの試料は、新鮮なものを供することが理想ですが、これは輸送などの面で困難なことも多く、現状では多くの場合、保存液に浸潤した状態で保存・輸送されています。また、16S メタゲノム解析に際しては、研究室毎で細菌DNAの抽出方法が異なっていることが多く、この抽出方法の差異が解析結果に与える影響も明確にはわかっていませんでした。今回の発表では、保存液での保存、細菌DNA抽出法の違いが解析結果に与える影響を解析しました。今回の成果は、今後の腸内細菌叢研究に大きく貢献するものと期待されます。なお、本研究は京都府立医科大学、滋賀医科大学との共同研究として実施されたものです。

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2017.11.22 高齢者が転倒などで怪我をした時に筋肉の損傷がなかなか治らない仕組みを解明し、学術誌「FASEB Journal」に掲載されました

京都府立大学大学院生命環境科学研究科分子栄養学研究室は、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子細胞代謝学分野、九州大学大学院医学研究院病態制御内科学分野、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科硬組織疾患基盤研究センター筋骨格分子生物学研究グループ、熊本大学発生医学研究所多能性幹細胞分野と共同で、高齢者が転倒などで怪我をした時に筋肉の損傷がなかなか治らない仕組みを解明し、この内容が米国で出版されている学術誌「FASEB Journal」でオンライン公開されました。

加齢時、筋萎縮による骨格筋機能低下のために寝たきりや車椅子が必要になるなど、生活の質の低下がもたらされます。超高齢社会を迎えているわが国では骨格筋機能不全の予防戦略の確立は健康寿命延伸の観点から最重要課題のひとつです。
加齢に伴い、転倒などによる筋肉の損傷が治りにくくなることが知られています。そのため、活動量が減って、筋肉量が減ってしまいます。これは若齢時と骨格筋の性質(=体質)が変わるためであると考えられます。加齢によっても若齢時と比べて遺伝子配列自体は変わらないため、遺伝子配列以外の何らかの変化があると予想されます。遺伝子の変化に「DNAメチル化」が知られます。本研究では、高齢者の骨格筋の性質(=体質)が、若齢期からどのように変化するかという新たな視点から、遺伝子改変マウスをモデルとしDNAメチル化変化に着目しました。その結果、高齢者では若齢者と比べて、筋肉の回復に重要な筋サテライト細胞の遺伝子のDNAメチル化変化が起こり、筋損傷の回復力が低下するという新たな実験データを得ました。

 本研究は、転倒などにより筋損傷を起こした際に、高齢者では回復が遅くなるため、自立した生活が難しくなる現象について、骨格筋の筋サテライト細胞に着目し、DNAメチル化で説明しました。
転倒からの回復不全により寝たきりになると、介護が必要となり、また認知症になる可能性が増加します。本研究を手がかりとして、寝たきりを予防・改善し、健康寿命を延ばす医薬品や機能性食品の開発につながります。

【研究の概要】
加齢により筋量・筋力が減少するとともに筋損傷からの回復(筋再生)に時間がかかり寝たきりになりやすいことが知られます。本研究は老化による筋再生能低下をDNAメチル化によるエピジェネティクス制御で説明しました。筋損傷からの回復(再生)には筋サテライト細胞(筋幹細胞)が重要な役割を果たします。老齢時に筋サテライト細胞の機能が低下している可能性がありますがその詳細は不明でした。
本研究では、老齢マウスの骨格筋の遺伝子発現を網羅的に解析することにより、老化によりDNAメチル化酵素であるDnmt3aが発現低下することを見出しました。遺伝子改変により若齢マウスの骨格筋でDnmt3aの発現を低下させると、筋損傷後の筋再生が低下することが判明しました。DNAメチル化変化を介してGDF5(Growth Differentiation Factor 5)という遺伝子の発現を増加させ、筋サテライト細胞の形成・筋再生を抑制することが明らかとなりました。
このように本研究では、高齢者の筋機能が低下しやすくなる理由の一端を明らかにしました。

論文タイトル
Reduced Dnmt3a increases Gdf5 expression with suppressed satellite cell differentiation and impaired skeletal muscle regeneration FASEB Journal. 2018.

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2017.11.21 植物ゲノム情報学研究室の畑 貴之さんが Taiwan-Japan Plant Biology 2017 で、TJPB2017 Presentation Award を受賞しました

発表者: 畑 貴之、演題名: “Molecular basis of EGT and HGT: How bacterial transgenes express in the eukaryotic genome?”、学会名: Taiwan-Japan Plant Biology 2017 (日本植物生理学会と台湾植物学会の合同国際会議)、年月日: 2017年11月3-6日

通常、遺伝子は親から子へと受け継がれますが、ゲノムを調べてみると、異なる生物の遺伝子が見つかることがあります。このように生物種間を遺伝子が移動する現象は、「遺伝子の水平伝播」と呼ばれており、生物の進化・多様化に寄与していると考えられています。しかし、他の生物種から獲得した遺伝子が、どのようにして転写制御システムの違いを乗り越えて働くことが出来るようになったのかは、謎のままでした。
本研究では、シロイヌナズナを用いて、遺伝子の水平伝播を部分的に再現したモデル実験を行い、「植物では、他の生物種から取り込んだ遺伝子が、一定の確率で転写されてしまう」現象を発見しました。今後、この背後にあるメカニズムを解明することで、真核生物の進化研究や遺伝子組換え技術の開発などへの貢献が期待されます。

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2017.11.15 キクのウイロイド病を押さえ込む分子育種の論文が掲載されます

キクのわい化ウイロイド病は、RNA分子だけでウイルスのようにタンパク質の殻をもたないウイロイドが感染することでおきる病気です。キクの切り花生産の生産者にはとても怖い病気で、従来の育種法で抵抗性品種を作ることができていませんでした。この論文ではRNA干渉と呼ばれる機構を引き起こす遺伝子をキクに導入し、ウイロイドに感染しても病気の症状のでないキクを作ったことを報告しています。この研究は名城大学、若和湾エネルギー研究センターとの共同研究の成果であると共に、京都府立大学の「組換え体温室」を活用して得られた成果です。

J. Hort. Sci. Biotech. (on line版)

著者:Hiroki Takino, Misako Furuya, Atsuko Sakuma, Sumiko Yamamoto, Saki Hirano, Masato Tsuro, Tatsuya Yanagimoto, Yoshikazu Tanaka, Masanobu Mino

論文タイトル: The siRNAs targeting the left or right terminal region of chrysanthemum stunt viroid (CSVd) sequence suppress the development of disease symptoms caused by CSVd infection of chrysanthemum, but do not suppress viroid propagation

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2017.11.15 タバコ属種間雑種の雑種致死に関する論文が掲載されました

縁のとおい植物間の雑種(種属間雑種)を作ることは植物の品種改良に重要ですが、生殖隔離とよばれる現象により、せっかくできた雑種が死ぬことがあります。その原因は両親の特定の遺伝子が雑種で組み合わさることによるのですが、雑種が実際に死ぬ生化学的・生理学的機構はよく分かっていませんでした。この論文では、細胞の中でできる活性酸素種や一酸化窒素の量、とくにその量比が雑種細胞の生死を決定することを明らかにしました。植物育種学研究室では、これらの情報と別に調査している遺伝子やタンパク質の情報をもとに雑種致死をおこさない両親種の改良を目指しています。

J. Plant Physiol. 210 (2017) 72-83

著者:Takumi Yamamoto, Sachiko Shomura, Masanobu Mino

タイトル:Cell physiology of mortality and immortality in a Nicotiana interspecific F1 hybrid complies with the quantitative balance between reactive oxygen and nitric oxide

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2017.11.08 キャンパスツアーを開催しました

大学祭期間中の 11/4 (土)にキャンパスツアーが行われ、本学科にも多くの方に参加していただきました。

“本学では、受験を希望する方や本学に興味のある方に向けて行くつかの行事を行っています。秋の大学祭期間中にはキャンパスツアーが行われますが、今年度は 11/4 (土)に行われ、本学科には 34 名の方にご参加いただきました。

キャンパスツアーでは、本学科についての説明や、学内の見学を行います。他にも、夏のオープンキャンパスや、秋口の「学び発見」等を開催しています。

今年度は参加できなかったけど来年度は、という方は、本学のホームページでお知らせしますので、楽しみにしていてください。”

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2017.11.08 紫外線UV-B照射による施設作物害虫の防除に関する研究成果が月刊誌「植物防疫」11月号に掲載されました

パナソニック(株)との共同研究の成果が日本植物防疫協会の月刊誌「植物防疫」の2017年11月号に掲載されました。

“「紫外線UV-Bの夜間照射による施設害虫アザミウマ類の防除の可能性」
著者名:中尾 史郎、銭 成晨、山田 真、青木 慎一
雑誌名:「植物防疫」71巻11号:718-722

薬剤抵抗性の発達で防除が困難になっている主要な農業害虫アザミウマ類の幼虫と蛹が、暗期にUV-Bを照射されると、致死及び奇形が観察できることを確認しました。害虫防除技術としての実用の可能性について、ハダニ類に対する密度抑制効果と合わせて論じています。日本応用動物昆虫学会誌60巻(179-188頁)(2016年)に掲載になった研究成果が注目され、研究背景や新たな調査結果も網羅して広く一般に普及することを目的として編集されたものです。”

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2017.10.25 生命環境科学研究科応用生命科学専攻専任教員(動物機能学・教授)の募集について

この度、京都府立大学大学院生命環境科学研究科応用生命科学専攻の専任教員を募集することに
なりましたので、下記より応募いただきますようお願い致します。

1.募集概要
本研究科応用生命科学専攻では、人類が直面しているさまざまな生命科学分野の課題に取組み、
人類福祉の向上と地球環境保全のための新技術の開発を目的とした研究と教育を行っています。
その中で、動物機能学専門種目では、動物の機能、免疫・発育についての教育と研究の充実を
はかってきました。
このたび、動物生命科学、動物生産学および動物栄養化学に関する該博な知識と十分な研究
業績を有し、動物機能学専門種目の教育・研究を担当していただける教員を募集します。
なお、本学が進めている下鴨および精華キャンパス整備にもご協力いただく予定です。

2.職名および人員:教授1名

3.所属:生命環境科学研究科応用生命科学専攻

4.専門分野:動物機能学専門種目

5.担当授業科目:大学院
動物機能学特論Ⅰ、動物機能学演習(分担)、動物機能学実験(分担)、
動物機能学特別研究(分担)、動物機能学特別演習(分担)など

         学 部
動物生理学Ⅰ、生物生産と生命科学(分担)、動物分子情報学(分担)、
農学原論(分担)、現代の食糧問題(分担)、化学実験および同実験法
(分担)、新入生ゼミナール、専攻科目演習(分担)、専攻科目実験(分担)、
卒業論文(分担)など

6.応募要件(以下のすべてに該当すること):
1)当該専門種目が担当する、動物生命科学、動物生産学、動物栄養化学、および産業動物や
実験動物などを用いた個体レベルにおける生理学、家畜飼養分野、エピジェネティクス分野
などに関する該博な知識とこの分野での十分な研究業績を有し、独創的な研究展開能力を
有する者
2)大学院応用生命科学専攻および農学生命科学科の理念と目標を理解し、教育、研究、
大学運営、地域貢献活動等に対して意欲を有すること
3)外部からの資金の調達および研究成果の発信に積極的であること
4)博士の学位を有すること
5)大学院博士前・後期課程の教育・研究指導ができること
6)産学官(公)連携の活動に対して積極的であること
7)組織改編など本研究科の発展に積極的に関与し、中心的な役割をはたせること。

7.着任時期:平成30年4月1日(予定)

8.応募書類(A4縦おき、横書き):
1)履歴書
(1)写真貼付(縦4㎝×横3㎝)、氏名(ふりがな)、生年月日、現住所、連絡先住所、
電話番号、e-mailアドレス、高等学校卒業以降の学歴ならびに職歴、資格・賞罰
    (2)学会活動(所属学会名、役職名など)
    (3)社会活動(嘱託、役員、委員の名称などとその在職期間)

   2)研究業績関連資料
    (1)現在までの研究概要(2,000字程度、研究業績目録番号を引用してください)
    (2)研究業績目録
       ①原著論文(筆頭または責任著者である論文には○印を付けてください)、
       ②博士学位論文、
       ③総説・著書、
       ④その他刊行物、
       ⑤特許など、
       ⑥外部からの研究費等の獲得状況

   3)主要論文(10編以内)の別刷り(コピー可)各5部

   4)着任後の研究・教育に関する構想と抱負(2,000字程度)

   5)本人について照会することのできる方2名の氏名と連絡先

     なお、応募書類は返却しません。選考終了後当方で責任をもって処分します。

9.選考方法:選考委員会で審議選考し、専攻教授会、研究科教授会の議を経て候補者を決定します。
     選考の最終過程で、すべての原著論文の別刷り(コピー可)の送付および面接やセミナーなど
     をお願いすることがあります。その際の旅費等は自己負担していただくことになります。

10.応募締め切り:平成30年1月4日必着

11.応募方法、送付先および問い合わせ先:

   1)応募方法:書留郵便または宅配便などの配達記録の残る方法に限ります。
     表に「教員応募書類(動物機能学)」と朱書きしてください。

2)送付先:〒606-8522京都市左京区下鴨半木町1-5
京都府立大学大学院生命環境科学研究科
応用生命科学専攻動物機能学教員選考委員会

3)問い合わせ先:京都府立大学大学院生命環境科学研究科応用生命科学専攻
生命環境学部農学生命科学科主任増村威宏
e-mail:masumura@kpu.ac.jp

備考:
京都府立大学では、男女共同参画を推進しています。女性研究者の積極的な応募を期待する
とともに、男女共同参画社会基本法の趣旨に則り、業績及び人物の評価において同等と認め
られた場合は女性を採用します。また、ライフイベント(出産・育児・介護など)に利用で
きる福利厚生制度を有しています。参考ホームページ:http://kpu-sankaku.jp

動物機能学教授人事募集要項 最終版

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2017.10.20 タイ・タクシン大学と共同で研究した成果の論文掲載が決まりました

細胞工学研究室(久保・武田)が、タイ・タクシン大学と共同で研究した成果の論文掲載が決まりました。ハス花の収穫後鮮度保持に関する研究です。

タイでは、ハスの花がつぼみで収穫され、寺院にお供えされます。このため、大きな市場になっていますが、よく出回っている品種の系統関係はよく分かっていませんでした。これらの品種のDNA系統解析と表皮細胞観察を行い、品種特性の一部を明らかにしました。

論文タイトル:Molecular phylogeny and postharvest morphology of petals in two major Nelubmo nucifera cultivars in Thailand.

著者:Nurainee Slaemae, Seiji Takeda, Nakao Kubo, Samak Kaewsuksaeng

ジャーナル名:Agriculture and Natural Resources

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